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会議・イベント

令和元年度

R元.8.1~2_先進地視察「鳥取県日南町・中央中国山地地域」

 令和初となる先進地視察は本地域同様に林業成長産業地域に選定となっている「鳥取県日南町・中央中国山地地域」へ伺いました。
 当地域は森林資源を無駄なく、かつ効率的に活用する取組として、官民連携による「木材総合カスケード利用」事業化検討基本合意を調印しているなど、木材を使い切ることで新たな循環型林業の構築し、林業の成長産業化を目指している地域でした。
 視察では大館北秋田地域の協議会会員である物林(株)の技術顧問でもある森さんが経営するLVL生産会社「(株)オロチ」へ伺いました。内陸部では珍しい24時間操業の工場であり、モデル事業の取組としてLVLの不燃化や防腐防蟻化を実施する予定であった。大館北秋田地域では流通が少なく先進的な構造材と感じるLVLに更なる付加価値化でブラッシュアップを図ろうとする着眼点はさすがと感じました。
 日南町森林組合にも伺い、意見交換を行いました。町の人工林約9割ほどがすでに森林経営計画を策定済みで、さらには平成28年度に山林管理に関するアンケート(意向調査)を実施しており、今年の4月より施行された森林経営管理制度のようなことをすでに行っていました。施業についても木材生産協同組合と連携しており、その地域林業のコーディネーター役として森林組合が機能しているという、まさしく理想のかたちでした。
 また、全国で唯一となる町営の林業アカデミーが運営されているなど、地域全体で林業成長産業化もちろん、林業を軸とした地域活性化を図ろうとする気運・熱量がビシビシと伝わってきました。
 大館北秋田地域でこれから取り組もうとしていることが、すでに完結若しくはスタートしており、モデル事業期間後のステップへ進んでいました。反対に考えると目指す将来像がそこにあることが分かり、方向性は間違っていないと今後の取組への自信にも繋がりました。日南町のみなさんありがとうございました。【From:T&Y】
 
 場所:(8/1)(株)オロチ、日南町森林組合
    (8/2)にちなん中国山地林業アカデミー
 参加者:協議会メンバー4名
(株)オロチ
LVL製品
日南町森林組合
にちなん中国山地林業アカデミー
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