種苗生産・施業集約化推進セミナー(平成31年3月7日)
セミナーでは苗木生産に欠かせない採種園造成の取組として、成長・材質に優れた樹木を開発するための「精英樹」選抜に関する研究成果を森総研の那須さんにご紹介いただきました。
そして以前、先進地視察でお世話になった、金山町森林組合の狩谷さんには航空レーザ計測によるビッグデータを活用し、林業成長産業化を目指すという講演をしていただきました。視察時からみんなに聞いてもらいたいと感じていた、狩谷さんの並々ならぬ思いを協議会員みんなで共有することができ、とても嬉しかったです。
そのほか、空中写真の立体視による境界の明確化により施業集約化を進めているという取組を雄勝広域森林組合の武田さんに紹介していただきました。
今回のテーマが「種苗生産・施業集約化」ということで注目度も高く、当地域の抱える課題と直結する部分もあり、セミナーの参加者もこれまで開催したもので一番多く、会員間の関心度も高まってきていると感じたところです。
場所:北秋田市民ふれあいプラザコムコム 多目的ホール
基 調 講 演:「林業種苗の開発品種と精英樹の性質」
講師 国立研究開発法人 森林研究・整備機構
森林総合研究所材木育種センター東北育種場
育種課 育種研究室 主任研究員 那須 仁弥 氏
取組紹介Ⅰ:「航空レーザ計測による林業成長産業化に向けたICT林業」
講師 金山町森林組合 常務理事 狩谷 健一 氏
取組紹介Ⅱ:「空中写真の立体視による境界明確化と施業集約化の効率化」
講師 雄勝広域森林組合 総務課長 武田 昭雄 氏
参加者:総勢93名